床暖房は家の中であれば、お風呂、トイレ、和室、二階等、お好みの場所に敷設することができます。
床暖房の設置を検討されている方は、まず、どんな間取りに設置するかを考えて下さい。それによって施工の方法も変わってきます。
例えば、床暖房を主暖房として捕らえる場合は敷設率を70%確保して下さい。そうすれば充分な暖房効果を得る事ができます。部屋の大きさ、ギリギリにまで敷設する必要はありません。 壁側は必ず30cm~50cm程開けて敷設する事をお奨めします。物を置く可能性もありますし、壁面に熱が伝わり、幅木のあたりでやせる可能性もあります。
フローリングの場合、生活を始めるとカーペット等を敷きたくなりますが、カーペット下で熱がこもってしまい、思ったように部屋が暖まらない原因になります。また部分的にフローリングが痩せる原因にもなります。
和室の床暖房は仕上げ材の畳が一寸畳(30mm厚さ)もしくはそれ以下の厚みの畳になります。 薄い畳は確かに熱効率はよくなりますが、見た目に薄さを感じてしまいますから 30mmは厚さが必要でしょう。 和室の場合フローリングと比べ、部屋の空間は思ったほど、温度が上がったように感じにくいですが、畳の表面温度は上がりますので、座った状態での体感温度は快適です。写真は敷設中のものです。
コンクリート埋設形の床暖房は主に規模の大きな建物に使われる方式です。
熱をコンクリートに一旦蓄熱してから放熱しますから熱が均一に上がりますし、始めから熱として感じますので非常に快適さを感じます。
戸建住宅で言えば浴室の洗い場ですね。但しユニットバスは不可です。
コンクリートの埋設の施工のポイントは仕上げ材を張る前にあらかじめコンクリートの水分を抜くことです。水分が残っていると仕上げ材を張った際、仕上げ材が脹れてしまいます。また、仕上げ前のコンクリートの乾燥の折、クラックが発生しますから、あらかじめクラック防止の方策を講じる必要があります。
コンクリート埋設の利点で、駐車場等を融雪する方法があります。コンクリート下に配管を敷設し、その中を温水が流れることにより、路面が凍ったり、雪が積もったりするのを防止できます。
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